5月下旬の閑話


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5月21日(月)花いちもんめ

子どもの戸外の遊びで「花いちもんめ」と言うのがあった。手をつないだ二組の子どもの列が向き合い、歌を歌いながら相手側の子どもの誰かを指名し、じゃんけんで勝った方がその子をもらう単純な遊びであるが、相手の組の子がいなくなるまで続けるから、なかなか決着がつかなかった。

その時に歌うのが「花いちもんめ」である。前回勝った組が「か〜てうれしい花いちもんめ」と謳いながら前進し片足を蹴り上げる。続いて今度は前回負けた組が「負け〜てくやしいい花いちもんめ」と歌いながら前進する。

勝ち組は続けて「あの子が欲しい」と歌い。負け組は「あの子じゃ分からん」と応じる。歌が終わると勝ち組が相談して負け組からもらう子を決め「きーまった」と大声で叫ぶのだった。それを繰り返し片方の組のメンバーがいなくなれば勝負は終わりである。

この遊びの由来ははっきりしない。花はそのむかし匁(もんめ)単位で売買されたから、そのときの歌とするのが一般的であるが、「花」は若い女性の隠語でもあるから女性の人身売買に纏わる歌とも言われている。こどもの歌にしては残酷な内容を秘めている。


5月22日(火)臨時休刊


5月23日(水)休刊のお知らせ

都合により当分休刊します。期間は今のところ不明。


お知らせ

長女からお知らせです。齋藤武は、2018年5月27日、88歳で逝去しました。かかりつけ医に検査入院をするように言われて入院し、3日後に亡くなりました。肺がんが肝臓に転移し、肝臓がすっかりだめになっている状態にも拘わらず、自発呼吸を続け、妹に「家のワインセラーのワイン、飲んでいいからね」と言ったそうです。看取った妹によれば、お世話してくださった看護師さんは「こんな状態なのにしっかりして、自発呼吸している人は初めて見た」と言っていたそうです。驚くべき生命力です。

何も言いませんでしたが、最後は体調としては辛い状態だったと思います。ではもっと前に病気が分かっていたら治療ができたかというと、それもないと思います。逆に苦しい思いをしながら長いこと入院しなくてはならなかったかもしれません。父は、入院の直前まで母の世話をし、このページを書き、毎週1回飲みに出ていました。最も幸せな人生を送り、大往生したと言えるのではないかと思います。

恐れ入りますが、ご弔問には対応するものがおりません。お香典などもご辞退申し上げています。また、5月23日以降にいただいたメールは、ダウンロードせずに削除します。ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。


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