作者のプロフィル

本名:
齋藤武

生れ:1930年3月6日。

住い:遥かに仙台平野と太平洋を望む仙台市街の南西丘陵。

職業:なし。毎日が日曜日、正真正銘の年金生活者なのであります。

趣味:動植物ウオッチング、カメラ、読書、家庭菜園、工作、料理、雑文書き、運動etc.


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生まれ育ち

生まれも育ちも仙台市。旧制の国立大学を卒業して36年間新聞社勤めの後、 ホテル業を7年経験して1996年夏に引退。その間、転勤で東京と大阪で8年 過ごした以外はずっと仙台暮らし、ご先祖様も仙台藩士ですから、血統書付きの 仙台人だと思っています。

小生はこの街が大好きです。大都市の割にはまだ自然が残されているし、気候 も温和で過ごしやすい土地だからです。


住んでいるところ

JRの仙台駅から南西へ直線距離で約7キロの丘陵の住宅地。家の裏から続く 丘は仙台市の保存緑地で、アカマツ、スギ、モミ、クヌギ、コナラ、カエデ、ウ ルシなどの混交林です。1970年に移り住んだころは、ほとんど人が入らず、 ウサギ、キジ、コジュケイその他の動物が住んでいました。

しかし小生が関西へ行っていた十年ほど前に、仙台市が遊歩道や東屋などを作 り、人の出入りが多くなってから、かわいい先住民は姿を消しました。市は市民 の憩いの場にしたつもりでしょうが、小動物も住みたくない憩いの場なんてナン センスです。

最小限の手入れをして、後は自然に任せておけば、彼らも棲家を追われること はないし、そこを訪れる市民も楽しかったのにと残念です。行政はちょっと目を 離すと税金を使って要らざる事をするものです。

1997年春に嬉しいことがありました。金魚を飼っている水槽に珍客が現れ たのでした。山椒魚です。写真を撮って母校の大学の専門家に見て頂いたところ 、トウホクサンショウウオだと分かりました。まだそれだけの自然環境は残って いたのですね。彼(彼女)は二十日ほど金魚と同居してから忽然といなくなりまし た。また来てくれるといいのですが。1998年は現れませんでした。


生活パターン

勤めを辞めて退屈でしょうとよく言われます。でもそんな事はありません。会 社勤めのように仕事や規則に縛られませんから、自分の好きなことをマイペース でできます。こんなすばらしいことはないはずなのに、そこは凡夫の浅ましさ、 自己管理の難しさを痛感しながら、何かしていないと落ち着かないのです。

季節が良ければ小さな菜園で野菜を育て、鉢植えの植物の世話をし、時にはカ メラを持って散歩にでかけます。近所の山道をたどり季節の花の写真を撮ったり 、無料で入園できる動物園では動物たちと無言の会話を交わしながら時の流れを 忘れることもあります。

見るスポーツはたくさんありますが、自分でするのはトレッキングと自転車だ け。両者とも自分の体力に合わせて高齢でも続けられるところが魅力です。乗り 回している自転車は競技用のロードレーサー2台です。人力というエンジンで路 上をこれほど速く走られる乗り物は他にないでしょう。無公害で駐車場の心配も 要らず、環境にやさしい乗り物です。

天候が悪い時と夜はもっぱら家の中で過ごします。コンピュータ相手の時間も あれば、木工など物造りに夢中になったり、食材を仕入れて料理を作るのも楽し みです。

読書もいいですね。若いころから本の虫で、興に任せて買い求めた本がいつの 間にやら増えて二つの部屋を占領し、そこからはみ出したものは書斎の机の周り を埋め尽くしています。1ページも読んでいない本も数知れず、多分死ぬまでそ の状態が続くのでしょう。本と言うものは不思議なもので、くだらないものでも 容易に捨てられないので困ります。

そのほか友人と誘いあって夜の酒場をさ迷うこともありますし、遠くの知人に は筆まめに便りを出す癖があるやらで、毎日があっという間に過ぎていきます。

ご覧の通り社会的にお役に立つことは何一つしていないのが特徴で、反省する ふりはしておりますが、心を入れ替えて生活態度を改めることはおそらくないで しょう。
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